タラの芽の苗木|タラの芽の育て方とタラの木の苗木の販売

タラの芽が収穫できるタラの木。タラノキの苗木から育てる方法をご紹介。

春の味覚として人気の山菜タラの芽を、苗木の育て方からご紹介します。天然物のタラの芽山菜採りも人気ですが、最近は家庭で栽培して収穫を楽しまれる方も増えてきました。そこで、苗木を育てるポイント解説と、よくある質問にお答えします。酒肴の蔵66では、タラの芽収穫に必要なタラの木の苗木販売も行っております。お求めはこちらから。

1)タラの芽(タラノキ)とは

自生するタラの木

タラノキとは、全国に分布するウコギ科の落葉低木の事をいいます。日当たりの良い林道脇や山野などの場所を好んで生息します。荒れた土地や開墾した山地にいち早く定着する樹木として知られ、水はけの悪い場所以外は、土壌を選ばずに成長します。

タラノキの先端部分の新芽が、いわゆる山菜のタラの芽です。山菜の王様とも称されるタラの芽は、苦味が少なく風味豊か、ミネラル分も豊富に含まれます。天然物のタラの芽の旬は、4月から5月頃が収穫時期です。ですが、近年ではハウス栽培も盛んになり、12月から店頭でも見かけます。

タラノキの種類

一口にタラノキと言っても種類があります。野山に多く自生しているのがオダラ(男だら)と呼ばれ、木肌に無数の棘があります。幹や枝は白っぽく、栽培されたタラの芽と比べ格段に風味が強いのが特徴です。2〜4mほど成長しますが、栽培後の回復力が弱いと言われます。一方、栽培もので流通している種類が、メダラ(女だら)と呼ばれます。最大の違いは、ほとんど棘がない点です。幹や枝にも棘が少ないため、ハウス栽培に用いられます。

タラノキの特徴

タラノキは成長すると、高さ2〜4mほどになります。あまり枝分かれせず、真っ直ぐに幹が伸び、樹皮には多くの棘があります。夏の8月頃になると白い花を咲かせ、秋に黒紫色の実がなります。天然物のタラの芽は、桜の開花時期とほぼ足並みを揃えて、収穫できるようになります。タラの芽は、最初に芽吹いた頂芽のみを採集するのがルールです。二番芽、三番芽または側芽まで採集すると、タラノキが枯れる原因になります。ルールを守って採集すれば、長く春の味覚を楽しむ事ができます。

2)タラの芽(タラノキ)の育て方

タラの芽

タラの芽(タラノキ)を種根から育てる

多くの野菜は種から苗を育てますが、タラの芽の場合は根から育苗します。タラノキの根を5〜7cm程度に切り分けた種根を使います。種根はインターネットでも購入する事ができます。育苗時の水やりは1日1回程度にし、冬場は水を与えすぎないようにしましょう。

  1. プランターや鉢植えで種根を育てる(成長したら地植え)
    種根から育てる場合は、プランターでの芽出しをお勧めします。育苗に使用する土は、ホームセンター等で手に入る培養土と赤玉土を半々で混ぜた土を使います。プランターに半分ほど土を入れ、種根を少し斜めに起こして置き、土を2cmほど被せます。水は土が乾かないように毎日行います。芽が出てから10〜15cmほどに成長したら、畑に定植するタイミングです。
  2. 地植えで種根を育てる(初めから地植え)
    畑に育てた苗を定植する際も土づくりが重要です。タラノキには、日当たりが良く水捌けの良い環境が最適です。培養土を入れ耕し1ヵ月ほど寝かせましょう。肥料の入れすぎは、根腐れや徒長により軟弱な木に育つ原因になりますので、入れ過ぎには注意が必要です。春にポットの芽が出て10cmほどに成長したら、畑に畝を立て、苗の間隔を最低50cm以上空けて定植します。タラノキは年々大きくなるので、間隔を十分に確保しましょう。

タラの芽(タラノキ)を苗木から育てる

タラノキの苗木は購入する事もできます。苗木は酒肴の蔵66でも販売予定です。苗木が準備できれば、土づくりをした畑に定植する工程からスタートです。畝の高さは、土質によります。水はけが良くない場合には30cm確保しましょう。肥料は年に2回ほど化成肥料を株に与えます。タラノキは1年で20〜60cm位に成長します。タラノキは苗木まで成長しても、個体差や環境の変化によって、生育状況に差が生まれてしまう点を理解しておきましょう。

タラの芽(タラノキ)の増やし方

タラノキの株を増やしたい場合は、成長した株の根から芽出しを行います。1年目の株は成長が不十分なので、掘り起こさずに、2年目以降の株から種根に切り分け育苗します。タラノキが発芽する温度は20度程度なので、しっかり温度管理ができれば、およそ1ヵ月で発芽します。育苗に大切なのは、温度管理と日々の水やりです。きちんと管理できれば、確実に発芽します。なお、種根からの発芽についても、個体差がありますので全て発芽するわけではありませんが、育苗を楽しみましょう。

3)タラノキの育て方で良くある質問

  • 害獣の食害はありますか?
    鹿や猪などが生息する地域で、タラノキを育てる場合は害獣対策が必要です。特に鹿には要注意です。新芽はもちろん、棘の少ないメダラの樹皮を食べて枯らしてしまいます。最も有効と言われているのが電柵です。電柵の下から小鹿も入りにくい高さと、ジャンプしても超えれない1m以上の高さになるように設置します。自治体によっては、害獣対策の補助がありますので、お住まいの行政に問い合わせてみましょう。
  • 注意すべき病害はありますか?
    タラノキの栽培では、立ち枯れ病に注意してください。梅雨から11月頃に排水の悪さが原因で発生します。発生した場合は、株ごと掘り起こし薬剤を散布する必要があります。
  • 除草はどのように行いますか?
    苗木を植えてから成長するまでは除草が必要です。苗の成長が雑草に阻害されないように、特に株周りの雑草は取り除きます。
  • 種からタラノキを育てる事はできますか?
    種からの育苗は効率が悪いのでお勧めしません。種根や苗木を購入して育てましょう。
  • 挿し木でも苗を増やせますか?
    タラノキの株は、基本的に根っこから増やします。挿し木ではほとんど発芽しないと言われています。
  • タラの芽の収穫までどのくらいかかりますか?
    収穫までには定植から2年かかります。1年目の苗木からは頂芽を採取してはいけません。
  • 収穫するタイミングを見分けるには?
    タラの芽の収穫は、新芽が出て葉が開く前のタイミングです。葉が開いてしまうと味が落ちてしまいます。時期は4〜5月あたりですが、地域によって差がありますので、観察して収穫のタイミングを計りましょう。

4)タラの芽(タラノキ)の苗木の販売

タラの木(タラの芽)の苗木

タラノキの栽培は、葉物野菜などと比べると手間が少なく、栽培しやすいのが特徴です。タラの芽を育てようと思ったら、まずは苗の購入です。大きなプランターで育てる事も可能ですが、年々大きくなるので小さなスペースでも定植できる土地を用意しましょう。苗をしっかりと育てられれば、あとは春の収穫を待つばかり。山菜の王様と呼ばれるタラの芽を皆さんも育てませんか。

酒肴の蔵66では、タラの芽収穫に必要なタラの木の苗木販売も行っております。お求めはこちらから。

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